渡辺真知子「迷い道」

今も確かな歌唱力でもって現役で活躍中のシンガーソングライター、渡辺真知子のデビュー曲。1977年リリース。

  • 名曲度=90点(歌詞といいメロディーといいインパクト抜群)
  • 普遍度=85点(完成されている分、リヴァイヴァルさせにくいかも)
  • カラオケ度=95点(彼女の曲の中では歌いやすい方)
  • 総評:イントロのフレーズから出だしの歌詞(現在・過去・未来 あの人に逢ったなら〜)、サビに至るまで、何が欠けても成立しない、組み上がったジグゾーパズルのような無駄のない名曲。しかもインパクト抜群。なにせ締めのフレーズが‘迷い道 くねくね’ですからね。くねくね、って、そんなフレーズ、失恋の曲でなかなか使えないですよ。初めてラジオで聴いたときから(まだ小学生だったけど)とても印象に残っていて、勝手に‘長い髪の毛で細面の美人〜今で言えば麻生久美子のような〜’をイメージしていたんですよね。で、レコード屋でジャケット写真を見たとき、ちょっと愕然としました。僕のイメージがどうこうというより、あのジャケットは良くないですよね。あんなひどい写真、よくOKを出したなあ、と。中島みゆきの「夜風の中から」と匹敵する、ひどい写真のジャケットだと思う。曲自体は1位をとってもおかしくないクオリティーだったのに、3位どまりだったのは絶対あの写真のせいだな。