エラリー・クイーン 長編独断ランキング
かつては、クリスティと並んでどんな本屋でも数十冊は並んでたんだけどねえ。
- エジプト十字架の秘密
- ギリシャ棺の秘密
- 災厄の町
- Xの悲劇
- Yの悲劇
- フランス白粉の秘密
- スペイン岬の秘密
- Zの悲劇
- 九尾の猫
- 第八の日
クイーンは全作持ってて読破しました。初期のものは、文章がもったいぶってて(特に前半は)ちょっと読むのにしんどいところもあるけど、中盤からの推理小説的盛り上がりが素晴らしい。逆に後期の作品は、ミステリーとしては(トリックとか)小粒にはなるけど、シリーズ物の小説として素直に面白いです。なので、いわゆる本格ミステリーにあまりなじみのない方がクイーンを初めて読むとするなら、今となっては「Yの悲劇」よりも「災厄の町」のほうがいいと思いますねえ。これは普通に小説として面白い。感動できます。